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「三方良し」通信

笹谷秀光の「三方良し」通信。リカレント教育とプラチナ大学を考える

2018年7月9日

皆様こんにちは、笹谷秀光です。
今回はリカレント教育とプラチナ大学です。

「リカレント教育」(生涯教育)
今「リカレント教育」という言葉が叫ばれています。「生涯教育」の一種です。OECDでは古くは1973年に「リカレント教育 -生涯学習のための戦略-」がまとめられています。

ラテン語 currere「走る、流れる」が語源ですから「re(再び)+cur(走る)」、つまり回帰するという事です。「回帰教育」、「循環教育」と訳されることもありますが、まあ「学び直し」といったところでしょう。横文字の方が「生涯教育」よりも新鮮味があるのでしょうか。

リカレント教育は6月発表の「骨太の方針」でも重要な項目です。より長いスパンで個々人の人生の再設計が可能となる社会を実現するため、何歳になっても学び直し、職場復帰、転職が可能となるリカレント教育を抜本的に拡充するとされ、人生100年時代を見据えた一環です。

私流に理解すればまさにSDGsの目標4「質の高い教育」です。


丸の内プラチナ大学の説明会で

 

プラチナ大学とSDGs
私が「SDGsビジネス速修コース」で担当講師を務める「丸の内プラチナ大学」もリカレント教育の代表例でしょう。

私のライフワークの一つはSDGsを皆様が「自分事化」するためのわかりやすい発信と浸透に努めることではないかなと、思います。最近では、日本弁護士連合会でもESG/SDGsについての弁護士の役割について講演させていただくなど幅が広がっています。

SDGsは途上国のみならず先進国も含め普遍性を持たせたことが特色です。

課題先進国・日本が「課題解決先進国」となるべき道筋を示したものが「プラチナ構想」(Platinum Vision)です。三菱総合研究所の理事長小宮山 宏氏(元東大総長)が提唱されました。

なぜ金でも銀でもなくプラチナなのでしょうか。

高齢というと一般にはシルバー、燻(いぶ)し銀と言うのも悪くはないが錆び(酸化)なので活力のイメージが出ない。シルバーは貴金属としてはゴールドより下だ。プラチナであれば、金よりも高価で品格を感じさせ、輝きの失せない元気なイメージが出る。このような考えで名付けたそうです。

環境問題や高齢社会というと、どうしても後ろ向きのイメージがあるのでそれを払拭したい。そこで、これら2つの課題を高いレベルで解決した社会を「プラチナ社会」と命名したのです。いかにも、化学システム工学などがご専門の小宮山先生らしい命名です。

社会的課題を解決し、持続可能な社会システムを確立する。これが課題解決先進国への「プラチナ構想」の道筋です。

この実現に向けた学びの場が東京丸の内で開講され同氏が学長を務める「丸の内プラチナ大学」です。

この関連で、最近リリースした笹谷のヤフー・ニュース(オルタナ)記事もご覧ください。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180703-00010001-alterna-soci

丸の内プラチナ大学では笹谷が「SDGsビジネス速修コース」を担当します。皆様の参加をお待ちします。
詳細及び申込みは次のサイトから
http://www.ecozzeria.jp/events/platinum/3.html

丸の内プラチナ大学 企画 三菱総合研究所 プラチナ社会研究会
丸の内プラチナ大学 企画・事務局 一般社団法人エコッツェリア協会、一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク
お問い合せ先 担当:丸の内プラチナ大学事務局 platinum@ecozzeria.jp

 

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