2021年11月25日
皆様、こんにちは。今回は次のテーマです。
COP26閉幕で加速するSDGs。手軽に「SDGs経営」が実践できるツールとは?
■COP26閉幕で加速するSDGs。
イギリスで開かれていたCOP26(国連気候変動枠組み条約締結国会議)は、11月13日に閉幕しました。
今回採択された「グラスゴー気候合意」では、産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑える努力を追求することを明記。条件付きだが石炭火力発電の削減や、化石燃料の補助金廃止についても初めて盛り込まれました。
この目標を実現するには、世界全体で温室効果ガスの排出量を大幅に減らす必要があります。140カ国以上が2050年ごろまでの「排出実質ゼロ」を掲げて推進しているが、達成には足りていないのが現状です。来年のCOP27に向けて急加速が求められています。
■多くのSDGsゴールを総合化して対処する。
日本企業においても、「温室効果ガスの排出量削減」に関連するSDGsの各ゴール達成に向けた動きを、ますます加速させていく必要があります。
ゴール13「気候変動に具体的な対策を」だけではありません。
ゴール7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」や森林吸収減に関係するゴール15「陸の豊かさを守ろう」など。
そして、日本の技術力に期待されるゴール9「産業と技術革新の基盤をつくろう」を忘れてはいけないのです。
このようにカーボン・ニュートラルに向けた動きが加速する今こそ、改めて SDGs の持つは網羅性を使って取り組みの全体像を自社なりに確立していく必要があるのです。
これだけ世界が一丸となって達成しようと取り組んでいる目標なので、何もしていなければ国際入札の際など、世界市場で蚊帳の外に置かれてしまうことは間違いありません。
■手軽に「SDGs経営」が実践できるツールとは?「ESG/SDGs笹谷マトリックス」の紹介
そこで筆者の経験を基に、グローバルで通用する「SDGs 経営」の具体的な進め方である、「ESG/SDGs笹谷マトリックス」を最近は幅広く紹介しています。
Forbese Japan web での最新記事では、笹谷マトリックスに関連し次の項目を盛り込みました。
・SDGs経営の「規定演技」と「自由演技」
・ESGとSDGsをマトリックスで整理する
・業界ごとの違いが浮き彫りに
・ステークホルダーとの対話の羅針盤に
・SDGsの18番目のゴールを提案しよう
Forbese Japan webの下記の記事をご参照ください。
『SDGs経営をスムーズにする「マトリックス」のつくり方』
https://forbesjapan.com/articles/detail/44471
■笹谷の最近の活動
「SDGsと人権」ビデオ
先日、令和3年度経済産業省中小企業庁委託「企業におけるCSR・人権担当者向け実践講座」に講師として対応。
テーマは「世界共通言語であるSDGsと人権~ビジネスパーソンの必須常識~」であり、中小企業庁のサイトに期間限定で動画がアップされているのでご視聴いただきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=qhFhwOOMBs8