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「三方良し」通信

笹谷秀光の「三方良し」通信。未来まちづくりフォーラム起動

2019年2月9日

日本創生モデルを探る

「未来まちづくりフォーラム」

 

「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」

内閣府により「地方創生SDGs」のための官民連携プラットフォームが出来ている(平成30年8月31日)。会員数は537団体(平成30年11月30日時点)で、自治体227団体、関係府省庁12団体、民間団体等298団体である。

SDGsが示す多様な目標の追求について、「地方の持続可能な開発」を「国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営める地域社会を形成すること」を目標とするとわかりやすく表現している。

つまり、「夢と希望」「潤い」「豊かさ」「安心」がキーワードだ。先進国的なSDGs目標の理解となっている。

このプラットフォームは、次の広範なステークホルダーとのパートナーシップを呼び掛け、その優れた取組を世界にも発信していく。

・地域経済に新たな付加価値を生み出す企業

・専門性をもったNGO・NPO

・大学・研究機関

具体的な活動として、関係者のマッチング支援、分科会開催、普及促進活動の3点を行っている。分科会のうち企業提案としては次が進行中だ。

バリュードライバーズ株式会社(食料廃棄の半減)、PwCコンサルティング合同会社(先導的デジタル技術・まちづくり開発.法による地域創生)、国際航業株式会社・ESRIジャパン株式会社(日本版SDGsの指標ならびにGISを活用した可視化)、凸版印刷株式会社(自治体SDGsのニーズの可視化、情報発信)、株式会社博報堂九州(SDGsの九州における社会実装化を「デザイン開発」によって目指す)など。

それぞれの企業が本業の得意技を活用して分科会を運営していて先駆的だ。今後の成果が期待される。

(プラットフォーム役員構成)会長:北橋健治北九州市長、副会長:三宅占二一般社団法人日本経済団体連合会企業行動・CSR委員長。幹事:村上周三一般財団法人建築環境・省エネルギー機構理事長と蟹江憲史慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボ慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。

 

「未来まちづくりフォーラム」

一方、このプラットフォームの動きも参照した、民間主導のフォーラムもある。3月7日の東京都内でのイベントでキックオフされる「未来まちづくりフォーラム」だ。世界を視野に新たな日本創生モデルを探るビジネスマッチングの実行委員会組織だ。

イベントでは、「協創力で日本創生モデルをつくろう」をテーマに、自治体首長、企業・団体、社会起業家が一堂に集う。

さまざまなアクターが出会い「協創力」を発揮し、理論と実践により革新が生まれる。まちの個性「センス・オブ・プレイス」と、市民の誇り「シビック・プライド」がポイントである。

本フォーラムは「まちてん」(2017年12月に第3回目)のリニューアル企画で、筆者がまちてんに引き続き、実行委員長を務めるので、概要をご紹介したい。実行委員会組織を通じて継続的な関係構築と効果的な情報発信を行うフォーラムに育てていく予定である。

活動指針としてSDGs宣言が発信され、現下の地方創生の要諦として、地方創生まちづくりに「持続可能な開発目標(SDGs)」を推進。特に、目標 11「住み続けられるまちづくり」や目標 17「パートナーシップ」を念頭に、これらの目標に貢献する。

また、2020五輪・パラリンピックや「beyond2020」を見据えた継続的な活動を目指している。

 

 

プログラムの概要

3月7日の「未来まちづくりフォーラム」イベントはそのキックオフであり、プログラムは地方創生最前線をカバーする。

<午前中:基調講演>

〇オープニング・トーク「SDGs未来都市の最前線」(仮)

内閣府地方創生責任者(調整中)、阿部 守一 長野県知事(SDGs未来都市である県知事)、笹谷秀光実行委員長

〇キーノート・スピーチ「プラチナ社会に向けて」(仮)

小宮山宏 三菱総研理事長

〇スペシャル・シンポジウム 「SDGS未来都市最前線」(仮)

太田 昇 岡山県真庭市長、村上周三 一般財団法人建築環境・省エネルギー機構理事長、田中理沙事業構想大学院大学学長、笹谷秀光実行委員長(ファシリテーター)  他

村上周三氏は、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の幹事であり、その動きもご紹介いただける。田中理沙氏が学長である事業構想大学院大学の学校法人先端教育機構ではSDGs総研も持っている。

また、岡山県真庭市は平成30年度「SDGs未来都市」の一つだ。「永続的発展に向けた地方分散モデル事業」で中山間地域における地方分散型のモデル地域を目指している。太田昇市長の最新情報の発信が楽しみである。

登壇予定の太田 昇 岡山県真庭市長とともに

真庭市のCLT工場で

~CLT(直交集成板)とは~CLT紹介カットサンプル写真

ひき板を繊維方向が直交するように積層接着した重厚な木製パネルで、厚みや幅があるため、高い断熱性や耐火性、強度が期待できます。
欧米を中心に、中高層建築物の壁や床に利用されており、我が国においても、様々な建築物がCLTで建築されることで、木材の需要拡大が期待されています。

真庭市のバイオマス発電所にて

 

これに加え、次のプログラム構成だ。

〇カンファレンス「未来まちづくり/地方創生のプレーヤー達」(仮)

・「産官学金労言」の各分野のリレートーク。

<ネットワーキング・ランチ>登壇者・出席者間でネットワーキング。

<午後:特別セッション>

「まちづくり」「ひとづくり」「しごとづくり」のテーマで、最先端のソリューションが総結集。

〇エンターテインメントによるシビック・プライド醸成とシティプロモーション

〇「地域の魅力」を発信!観光連携協定で地域の経済発展につなぐ

〇暮らしているだけで健康で活動的になる地域の実現へ

〇地域の未来を創る真のパートナーシップとは何か。地域包括連携協定

〇Society5.0の最新技術で自治体の機密情報管理

〇(海外の事例:調整中)

 

以上の通り、最先端の地方創生やSDGs未来都市がテーマであるので、ご興味ある方は是非奮ってご参加願いたい。

<開催概要>

名 称:未来まちづくりフォーラム

会 期:2019年年3月7日(木)10:00−18:15

会 場:ヒルトン東京 お台場

来 場:800名(予定)

参加費:3,000円(税別/事前登録制)

主催:未来まちづくりフォーラム実行委員会

特別協力:サステナブル・ブランド国際会議 東京

(株式会社博展)

協賛:ご協賛企業・団体様

後援:環境省、経済産業省、国土交通省(他、関係各府省庁に申請中)

内容:基調講演(オープニング・トーク)、パネルセッション、展示、ネットワーキング・ランチ、他

対象:地方創生まちづくりに取り組む企業・団体、自治体、社会起業家、研究機関、他

開催告知URL:申込はこちらから

http://www.sustainablebrands.jp/event/sbt2019/miramachi_02.html

 

 

本イベントに関するお問い合わせ先

<取材のご希望について>

株式会社博展 経営企画部 担当:村松(むらまつ)

Tel:03-6278-0010 Fax:03-6278-0092 Mail:ir@hakuten.co.jp

<協賛・企画について>

未来まちづくりフォーラム事務局 (株式会社博展 内)

担当:古閑(こかん)、井口(いぐち)

TEL:03-6821-4815 FAX:03-6278-0089 Mail:sbt@sustainablebrands.jp

 

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