2019年5月30日
皆様こんにちは、笹谷秀光です。
■今回は、一つご報告があります。
この度、おかげさまで、公益社団法人全日本能率連盟主催、経済産業省後援の
「第70回 全国能率大会懸賞論文」において最優秀賞である「経済産業大臣賞」を受賞いたしました(2019,5,27授賞式)。
論文題名は、「持続可能性新時代におけるグローバル競争戦略―SDGs活用による新たな価値創造―」です。
https://www.zen-noh-ren.or.jp/conference/article-list/
ポイントは次の通りです。
■「SDGs経営」時代とは何か
SDGsが「経営マター」になったと聞きますが、どういう意味でしょうか。
SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)とは、少し硬い用語ですが、要するに、これからの未来について語る場合の世界の共通言語です。
17の目標と169のターゲットによって構成され、持続可能な社会作りに関する様々な取り組みの集大成で、
先進国も途上国も、政府も企業もすべてで自主的に取り組む2030年への目標です。
一方、投資家を中心に、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)への要請が世界的に強まっています。
そして、ESG投資家はその判断にあたり企業のSDGsへの取り組みを一つの指標として使い、ESGとSDGsは「裏腹の関係」になりました。
これはSDGsへの対応が株価水準に影響するようになったことを意味します。
これまでの CSRなどと違って「経営マター」になった最大の理由です。非上場企業も取引先の上場企業からSDGsを求められるので例外ではありません。
また17の目標のカバー範囲は極めて広いのです。企業統治や環境課題への対応のみならず、
働き方改革、優秀な人材の確保、採用、マーケティングやブランディング、地域社会との関係など
幅広いテーマをSDGsはカバーしています。さらにSDGsは世界での共通言語であり、グローバルビジネスには必須です。
SDGsに関心の高いミレニアル世代の消費者への対応も課題です。
まさに、SDGsは株価水準、ブランディング、人材確保すべてに絡むので、社内全部署に関連し、経営トップも重大な関心を寄せる、経営マターになったのです。
さてこのような中で企業はどう対処すべきでしょうか。それを考えたのが上記の論文でした。今後も皆様とともに考えていきたいと思います。
◆笹谷の「SDGs関連講座」のご案内
(1)募集開始。丸の内プラチナ大学、笹谷の「SDGs経営実践コース」(定員30名、全6回)、7月5日(金)、9 月 10 日(火)、10 月 8 日(火)、10 月 29 日(火)、11 月 12 日(火)、
11 月 19 日(火) すべて18:30-20:30 東京丸の内「3X3ラボフューチャー」にて
https://www.ecozzeria.jp/events/platinum/4-3.html
担当:丸の内プラチナ大学事務局 platinum@ecozzeria.jp
(2)SDGsについて何でも話せる“場”に参加してみませんか?
「笹谷のSDGsビシネス・ラボ」(第2期)のご案内
6/19・7/12 19:00-18:30 東京丸の内「3X3ラボフューチャー」にて
http://socialbusiness-net.com/contents/news6076
(3)企業研究会ESG/SDGs対応フォーラム「笹谷塾」第9回(今期最終回)
単発受講もできます。第9回 日時:2019年6月11日(火)14:00~17:00 都内
(内容)サステナビリティ・マネジメント ~企業価値の向上と社内浸透~ ~まとめ~
1. サステナビリティ・マネジメント ーCSR/CSV/SDGs/ESGの統合化―
2. 価値創造の戦略とストーリー
3. 社内浸透
4. コーポレートブランドの確立で企業価値の向上
申込はこちら
次期は9月開講です。
以上の通りです。今後もどうぞよろしくお願い申しあげます。