2019年8月10日
「SDGs(持続可能な開発目標)」が2015年に国連で採択されて以来、環境問題などの地球規模の社会課題解決に、企業が事業活動を通じて貢献することへの期待がますます高まっています。
先日素晴らしいSDGs事例を見てきました。
大建工業株式会社が2018年10月に開設した研究開発施設・DAIKEN R&Dセンターを視察させていただき、億田正則社長様と、今後、SDGsに対して事業活動でどのように貢献し、企業価値向上につなげていくかについて、対談を行いました。
大建工業 R&Dセンターからイノベーション創発
億田氏は、次のように考えていました。
1945年9月、富山での創業以降、合板や木質繊維板・IB(インシュレーションボード)などの素材を開発。これらの事業が始まった当時SDGsはなかったが、SDGsを意識すると、未来へのヒントがある。「素材」という原点に立ち返りつつ、これからはまさに、SDGsがR&Dセンターでの開発のテーマになる。
以上の考えを聞くと、SGDs的な素地があったところに、わかりやすいSDGsの17目標が示された形です。
同社は、「いまごろSDGsができたのか」という思いを持っても、おかしくないでしょう。
しかも、R&Dセンターがある岡山市は、「SDGs未来都市」です。SDGs仲間ができやすい。
同社の技術力を生かした高付加価値産業のビジネスモデルは、世界で通用するでしょう。
SDGsの「レバレッジポイント」は、目標9「イノベーション」と目標12「リサイクル」を、17の「パートナーシップ」で拡散する事例です。
SDGsの2つの「S」
事業活動にはSustainability(サステナビリティ・持続可能性)が大切であるが、もう一つ大切な「S」がある。それはScaling(スケーリング)。よいことは幅広く展開していくことが必要です。
詳しくは大建工業のサイトに掲載されています。