2018年6月26日
皆様こんにちは、笹谷秀光です。
今回はJAPANGLISH。
日本人の英語Japanglishが世界で話題に!
動画再生回数1000万回越え!ともいわれる動画をご紹介しましょう。
株式会社Cool Japan TV(本社 : 東京都渋谷区、代表取締役 : 赤峰俊治)が総合企画プロデュースを手掛けた、Cポップの人気アーティストNameweeとアジア各国の人気YouTuberと日本の伝統舞踊家が出演する多国籍コラボレーション作品「Tokyo Bon(東京盆踊り2020)」です。
リリース後2ヶ月でYouTube上で1,000万視聴数を突破、と言われます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000028988.html
2016年あたりはピコ太郎の「PPAP」。この次が「Tokyo Bon!」という訳です。
まずはこの動画を見てみましょう。いくつかバージョンがありますが次をどうぞ。
実はこれこそが日本がこれから超えていくべき方向を示しているように感じます。
一つの見方は、日本人は英語を「換骨奪胎」して使いこなす。外国人よ、日本に来るなら日本で通じる英語Japanglishを使ってくださいというメッセージです。ビール (beer)、ホテル (hotel)、サラダ(salad)・・・・どれも日本語英語になっています。
もう一つが、日本人は実に英語を曲げてしまう、発音だけでなく、時には意味までも。だから、外国人には全く通じない、注意!注意!という見方です。
CSRのJapanglish化
この第二のケースが私の専門のCSR/CSV/SDGsにも通じます。これらの場合は、3文字の英語略語に振り回されて意味が捉えにくくなっていることまで加わります。
私は7年ほどCSRを担当してきて、関連用語がJapanglishになっていくて、ぎこちない翻訳長になってしまっているので、分かりやすい捉え直しが必要だなとしみじみ思うわけです。
CSRは「レスポンス+アビリティ」、つまり、社会対応力。
CSV(共有価値の創造)というのも分かりづらい概念なので、むしろ「ウィン・ウィン関係の構築」と理解したほうが良いでしょう。
「サステナビリティ」も、「世のため、人のため、自分のため、そして、子孫のため」という、世代軸の入った概念と捉えるのです。
特に、SDGsは「持続可能性の共通言語」といった捉え方の方が幅広いのではないでしょうか。
皆様は関係者に伝えていかねばならない立場の方が多いので、以上の感じでまず「腑に落として」理解いただき、それから中身に入っていくということではないかと思いま
新著「経営に生かすSDGs講座」でテーマとした持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)でも、日本で横文字だからと「解読作業」をしている間に出遅れ、世界から置いて行かれてガラパゴス化するリスクがあると筆者は危惧しているのです。
SDGsはこれまでの社会的責任に関するルール以上に企業の役割が重視され、世界企業が使いこなしています。
この危惧感から書き始めている、拙著をご覧ください。
▼新刊のご案内:「経営に生かすSDGs 講座 ―持続可能な経営のために―」 (環境新聞ブックレットシリーズ14) 新書 アマゾンはこちら
https://www.amazon.co.jp/dp/4860183525/ref=cm_sw_r_fa_awdb_c_4Hx6AbTYD2V17
このような異文化コミュニケーションも含めた見方で、SDGsをJapanglishとして「自分こと化」して日本で理解を早急に広げていくべきと考えています。このため、当面は、SDGsをいろいろな角度で様々な関係者とのコラボによる講座で扱っていきます。