2025年12月7日

皆様、笹谷秀光です。今回は、新刊のご案内です。
12月11日(木曜日)、私の新刊『ビヨンドSDGsと経営-ウ
原稿の検討に協力いただいた皆さまには、心より御礼申し上げます
今日は、出版のご案内に加え、執筆中に感じた「現場の変化」につ
2024 年の国連「未来サミット」で、2030 年以降の国際目標――いわゆる「ビヨ ンド SDGs(ポスト SDGs)」――の議論を国連で 2027 年に開始することが合意。
世界 はすでに新たなルール形成競争に入りウェルビーイングが主要テー
一 方、日本では SDGs の認知は進 んだものの、〝表面理解〟にとどまるケースが多 く、日本・日本企業が国際潮流から取り残される懸念も指摘されて
本書『ビヨンド SDGs と経営』は、農林水産省・環境省・外務省での政策実務、企 業(伊 藤園)の経営現場、大学での教育研究という “ 産官学 ”
を横断した実務経験 をもつ 著者が、世界的潮流、日本の課題、そして企業が採るべき新たな「
最近、多くの企業・自治体の方と話す中で強く感じるのは、
計画は作った、指標は掲げた、担当部署もできた。
しかしその一方で、「実際には何をすればよいのか」「本当に効果
その答えの一つが、今世界で議論されている“ビヨンドSDGs”
SDGsを基盤にしつつも、それを手段とし、
組織や地域が自らのウェルビーイング(幸せ・目的・意味)を実装
企業の人事制度にしても、自治体の政策設計にしても、
目的や哲学の不在が動きを鈍らせ、疲弊を生む。
そこで求められるのは「やらされるSDGs」ではなく、
自分たちの物語をつくるSDGs だということを、多くの現場が気づき始めています。
本書では、事例も多数取り上げました(企業:日本光電、伊藤園、
自治体:ニセコ町、さいたま市 、大 田区、真庭市、富山市、松江市等)。
実際に“自分たちの物語”を紡いできた事例を多数紹介しています
それらは派手な成功談ではなく、
小さな気づきの積み重ねが組織を変えた という知恵です。
執筆中に頂いた、ある方の言葉が印象的でした。
「制度や数字ではなく、人が語れる言葉をつくるのが政策だと思い
この言葉は、民間にも教育にも行政にも当てはまると感じています
本書が、皆さまの日々の実務の中で
“言葉を持つための一冊”になれば何よりです。
お読みくださった方からの現場の声に励まされています。
必要とされる場所に届けば幸いです。
目次要約は以下の通りです。
【導入】
号砲はなった。ビヨンドSDGs。世界は SDGs の次の段階へ。
日本は認知は高いのに実装が進みにくい──日本は大丈夫か。
この問いから本書は始まります。
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【第1部:世界潮流と日本の立ち位置】
・国際社会がビヨンドSDGsを見据え始めた動き ・日本の遅れの背景と課題
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【第2部:人の力】
・教育と体験がつくる主体性 ・「学び」が持続可能性の土台になるという視点
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【第3部:コミュニティの力】
・地域の誇りや文化が支える持続性 ・協働や対話の場が生み出す力
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【第4部:企業の力】
・国際基準に対応する企業経営 ・価値創造とサステナビリティの統合
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【終章:ビヨンド2030への提言】
・日本型モデル「第18目標」の提言
■ 書籍情報
『ビヨンドSDGsと経営』/三和書籍/12月11日発売
46判・320頁 本体定価 2,000円+税
全国書店およびAmazonで販売「予約」中です。


