2021年4月13日
今回のテーマは、「ポスト・コロナとSDGsの自分事化」です。
まだ不確定情報が多く見極めが難しいと思いますが、新型コロナ後をにらんで、改めて、SDGsを「自分事化」して使いこなす必要があります。
■ポスト・コロナとSDGs
企業にとってSDGsはチャンスリストであると同時に、リスクの洗い出しにも役立つものです。これまでは環境、人権、法令、労働が主なリスクでしたが、今は健康リスクと世界の情勢リスク(人やモノの移動規制を含む)が重要要素として加わったといえます。
今回は、ニューノーマルに向けて、生活の仕方や働き方(テレワークなど)の抜本的な見直し、ビジネスのサプライチェーンの見直しも必須です。中堅中小や非上場企業の企業も必ずどこかのサプライチェーンに属しているます。企業は、自社がサプライチェーンのどこに位置し、問題が起きた際にどのような影響があるかを把握すべきでしょう。
これらのビジネスモデルの見直しにもSDGsが有効です。SDGsを経営マターとして戦略にビルトインし、羅針盤として活用しつつ、経営の舵取りと社内の意識改革を推進することができるのです。
企業がSDGs経営に取り組むメリットとして、これまでどちらかといえば、社会課題の解決を通じた新たなビジネスの機会、といった文脈でチャンスの面が強調されることが多かったと思います。しかし、今回の新型コロナウイルスの世界的流行によって、SDGsがリスク管理においても機能することが、いち早くSDGs経営に取り組んできた企業において再認識されています。
■ SDGsの自分事化
世界がこのような予期せぬ危機に囲まれている状況の中で、SDGsの価値はいっそう高まってくるのです。
SDGsは、「よりよき回復」を目指すうえで役立つ羅針盤です。「2030アジェンダ」の「持続可能な開発」と気候変動に関するパリ協定が世界の共通言語です。
新型コロナ後をにらんで、改めて、SDGsの「自分事化」のコツをつかむ必要があるでしょう。
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今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます。