2026年3月23日
笹谷秀光の「三方良し通信」:対応しているのに負ける企業の構造
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なぜ「やっているのに成果が出ない」のか
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企業を取り巻く環境は、この数年で大きく変わりました。
サプライチェーンの再編、人権対応、ESG開示、カーボンニュー
多くの企業は、こうした変化に対して、真面目に取り組んでいます
実際、社内ではさまざまな対応が進められています。
しかし、それにもかかわらず、
・対応コストは増えている
・現場は疲弊している
・競争力につながっていない
という状況に陥っている企業が少なくありません。
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問題は「努力」ではなく「構造」
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なぜ「やっているのに成果が出ない」のか。
その理由はシンプルです。
それぞれの課題が、個別に処理されているからです。
サプライチェーンは調達部門、人権は法務やサステナビリティ部門
それぞれがそれぞれの正しさで動いている。
しかし、それが経営企画として統合されていない。
結果として、
・優先順位が曖昧になる
・経営資源の配分が分散する
・全体としての成果につながらない
という状態になります。
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先行企業は何をしているのか
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一方で、先行している企業は、
・外部環境を構造として捉え
・自社にとっての優先順位を明確にし
・経営資源を再配分し
・中長期戦略として統合しています
違いは、努力の量ではありません。
【 設計です。】
いま求められているのは、「何をやるか」を増やすことではなく、
「何をやめ、何に集中するか」を決めることです。
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日本企業の強みと限界
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日本企業は本来、
・現場力が高い
・品質・信頼性に強みがある
・長期的視点を持っている
という強みを持っています。
しかし一方で、
・全体設計が弱い
・部門最適にとどまりやすい
・戦略への落とし込みが遅い
という構造的な限界も抱えています。
その結果、「強みがあるのに勝てない」状態に陥ります。
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なぜ「今」なのか(新年度という分岐点)
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この時期、多くの企業では新年度の立ち上げや株主総会の準備など
一方で、日本企業にとって新年度は特別な意味を持ちます。
異動により新たにリスタートを切る方も多く、また、ご自身は異動
まさにこの時期は、
・何を優先するのか
・何に経営資源を配分するのか
・どこで差をつけるのか
を決める局面です。
しかし、ここで整理できないままスタートすると、その1年は「対
日本では年度のスタートが実質的な経営の起点となります。さらに
【 このタイミングで設計できるかどうかが、この1年の成果を左右し
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今回のテーマ
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今回のテーマは、まさにこうした状況に直面している方に向けたも
サプライチェーン、人権、環境、人的資本といった課題を、個別対
そのための「整理」と「設計」の考え方と実務について、
農林水産省・環境省・外務省での政策立案・国際交渉、伊藤園での
外部環境(サプライチェーン・人権・環境・人的資本)を読み解き
講演・研修・コンサルティングの中で具体的に扱っています。
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ご案内
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特に、
・対応に追われている
・全体像が整理できていない
・戦略として機能していない
といった課題をお持ちの場合には、有効なテーマです。
自社の状況に即して整理したい場合は、次のサイトからお気軽にご
【 笹谷秀光 公式サイト】
https://csrsdg.com/
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